モビット マイカーローン

モビットに「マイカーローン」はありません。

車を購入するときに利用するマイカーローンは、様々な金融機関から提供されています。しかし、ことモビットにおいては「マイカーローン」という商品はありません。もちろん、モビットを使って借入れたお金を車の購入に充てることは可能です。が、それが本当にベストな選択なのでしょうか。自動車の購入はそれなりの金額になりますので、安易な借入は大きな負担になることもあります。ここでは、モビットとマイカーローンについて解説し、どうするのがベストなのかを考えていきます。

 

最初に注意していただきたいことは、モビットには自動車購入を目的としてお金を借り入れる「マイカーローン」という商品はないということです。
モビットが扱っている商品はただ一つ「カードローン」だけで、銀行のように自動車ローンを始め、住宅ローンやブライダルローンなどの多種多様な金融商品を用意している金融機関とは一線を画しています。
ただし、このカードローンは「フリーローン」という“用途を縛られない融資”ですので、そのお金を使う対象商品が限られていないものです。

 

確かにモビットで借りたお金を自動車購入に充てることは可能ですが、他の金融機関のマイカーローンなどと比較検討した上で活用しなければ、思わぬ落とし穴に落ちることになりますので、しっかりと調べて準備をした上で利用しなければ、大きな負担を強いられることになるかもしれません。

 

●他の金融機関のマイカーローン
では、モビット以外の金融機関のマイカーローンについて、代表的なものを見ていきましょう。
まず、銀行が取り扱っているマイカーローンがもっとも先に思い浮かぶことと思います。全国にある都市銀行はもちろん、地方銀行も用意しているマイカーローンの多くは、おおむね2%から5%という低金利が非常に魅力的な金融商品です。しかし、審査基準の厳しさという部分では、利用のハードルが高いかもしれません。
それ以外にも、信用金庫やJAなどの組合でも同様の金利で融資を受けられますが、銀行同様のハードルがあり、中には融資までに数日を有する金融機関も少なくありません。
これらのハードルが少しでも低い借り入れ先はというと、信販会社があります。一般的にいうと、クレジット会社です。オリコやアプラス、セディナなどの信販会社からは幾つかのマイカーローンが提供されており、その多くは購入する車そのものを担保として融資してくれるため、審査については銀行系に比べて優しいと言われています。また、これらの借り入れ先の多くは、自動車を購入するディーラーの紹介で購入と同時に手続きすることができますので、利便性の面でも有用です。
しかし、金利が5.0%から18.0%と高くなってしまいますし、信販会社は保証会社でもありますので、信用情報については厳しい審査をされる可能性が高く、保証人が必要なものや申込者が車の所有者でなければいけないことが多いですので、注意が必要です

モビットのカードローンでの自動車購入はベストではありません。

上記のように、審査と借り入れの早さを考えると、結局「モビットのカードローンでいいのではないか」と考えてしまうかもしれません。
しかし、安易に飛びつく前に、冷静に次の点を考えてから利用することをオススメします。

 

1.利用限度額
まず自動車の購入にいくらのお金が必要かということです。
車の金額は以前よりも安くなっているとはいえ、軽自動車でも新車であれば諸々合わせると100万円以上かかることが多いです。つまり、最低でも100万円くらいは借り入れる必要があるということになります。
しかし、モビットは消費者金融ですので、貸金業法による総量規制で縛られており、個人に貸し出すことができる金額はその利用者の年収の3分の1までとされているのです。つまり、年収が300万円以上の方でなおかつ他の借り入れがない場合に、やっと新車を購入できる最低限の金額を借りることができるわけです。
消費者金融を利用する限り、この規制は必ずついてまわりますので、モビット以外の会社でも借りて合計100万円用意するということはできません。

 

2.金利
次に重要なのは金利です。
先に紹介した銀行のマイカーローンの場合の金利は2.0%から5.0%でした。信販会社でも、5.0%から18.0%の金利がかかりました。
では、モビットの場合はどうでしょうか。
モビットのカードローンの店頭金利は、ご存じの通り3.0%から18.0%です。しかし、3.0%というのはあくまでも店頭金利であり、この金利で借り入れできる方は今まで信用を着実に積み上げてきた一握りの方で、多くの場合の融資金利は、最高金利である18.0%に設定されることを理解しておかなければいけません。
つまり、銀行系のマイカーローンでは高くても5.0%の金利だったのが、モビットでは18.0%もかかるのです。
これは100万円を借り入れたとして、一年間の利息の差額が13万円にも達するということになります。
この点を考慮せず、安易にモビットをマイカーローン代わりに使うことは非常に危険な選択となるでしょう。

 

3.返済期間
次に考慮しなければいけないのは、返済期間です。
マイカーローンでは、返済期間は4年から7年で設定されるのが一般的です。これは、車の耐久年数にも関係していることですので、最近はもう少し長めに設定されている場合もありますが、多くのマイカーローンではこの年数で設定されていることが多いです。
モビットで同様の返済期間を設定する場合、(金利は別として)大きな問題にはならないでしょう。しかしモビットで100万円を借りて返済期間を4年に設定した場合、毎月の返済金額は29,374円(モビットの返済シミュレーションでの結果)となります。
仮に年収300万円の方だとすると、おおむね手取りが毎月15万から20万円ですので、その中から車のために毎月3万円を捻出するのは、結構厳しいのではないでしょうか。
そのため、当然ですが毎月の返済額を下げることになります。(ちなみに、モビットで100万円を借り入れた場合の最低返済額は26,000円ですが、返済が進めば、新たに小額の借り入れをすることで最低返済額を下げることができます)
仮にモビットで100万円を借りて毎月の返済額を最低返済額とした場合、返済期間は4年と9ヶ月になります。9ヶ月余計にかかるわけです。たった9ヶ月だと思うかも知れませんが、ここで問題なのは、利息です。この場合に支払った利息の合計は、なんと50万2,000円以上になるのです。
もし毎月30,000円支払って4年で完済した場合の利息は39万7,000円弱です。
返済期間が9ヶ月延びただけで、利息が10万円以上も高くなることになるわけです。
このように、返済期間は返済する総額に非常に大きな影響を与えますので、慎重に考えなければいけません。

 

ただ、返済期間が長い場合に金利が優遇される場合もあります。その場合はどうでしょうか。
返済期間4年の場合は実質年利率3.0%だが、返済期間5年にすれば金利が15%になるといった場合があったとしましょう。
前者の場合の利息の合計は上記のように39万7,000円です。
後者の場合は、毎月の支払いは2万4,000円と少し楽になりますが、その利息の合計は、なんと44万9,000円以上になるのです。
もちろん、日々の生活があるのでこれらの差額に目をつぶる必要があるかもしれません。しかし、そもそもの返済計画として、この差は非常に大きな問題ですので、この差に目をつぶらなければいけないような計画には無理があると言わざるを得ないでしょう。

 

上記の点を考慮して、実際にモビットのカードローンにて車を購入することを考えると、安易に飛びつくのは良くないと分かっていただけると思います。
もちろん、銀行や信販会社のカードローンでは審査が通らないが、一刻も早く車を購入する必要があるなど、選択の余地がない場合もあると思います。しかし、そこまでして車を購入する必要があるのか、他に何か工夫の余地はないか、というところを考えた上で、モビットのカードローンでの自動車購入はベストではなくベターな選択であることを肝に銘じておくべきでしょう。

 

●ベストなマイカーローンはこれです。
では、実際にベストなマイカーローンを組むにはどうすればいいのかを考えていきましょう。
やはり、まずは車を購入するまでに年単位の時間を作ることが重要です。そして、そこで信用を積み上げ、銀行のマイカーローンを利用する。
金利や返済期間などを考慮すると、これ以上の選択肢はありません。ただしここでも注意点があります。それは、ディーラーで紹介されるマイカーローンは、例え銀行のカーローンであったとしても利用してはいけないということです。
ディーラーからの紹介ということは、仲介料として金利が確実に高くなっています。そのため、必ず自分で銀行に足を運んで相談しましょう。その時間がなくとも、銀行のサイトでマイカーローンの情報をたくさん得ることができますので、ご自分が使われている銀行のサイトを確認するなどして、積極的に情報収集をしましょう。
もちろん、銀行がだめなら信販系のカーローンを使うことを検討する事になります。こちらも、今ではインターネットに金利を始め様々な情報があります。
上記のように、段階を踏んで進めていくことが重要です。多くの金融機関では、ネットを使って審査申込を行うことができますので、審査を受けてから次の段階へ進むということでも遅くはないでしょう。

 

●どうしてもモビットを使わざる得ない場合もあります。
もちろん、上記のようなベストな選択肢を選ぶことができない場合もあると思います。その場合は、上述した通りベターな選択肢としてモビットを使うことになるでしょう。
しかし、これも上述しましたが、年収によっては必要な金額を借り入れることも厳しく、借り入れできたとしても非常に高額な利息を支払うことになります。
これらのハードルをクリアした上で、モビットのカードローンを利用して車を購入する最適な方法を考えなければいけません。
その方法はただ一つ、「頭金を用意する」ことです。
仮に頭金を50万円用意できたとしましょう。
そんな前提条件があれば、年収150万円の方でもモビットで借り入れして車を購入することができます。
そして、仮に4年の返済期間を設定したとしたら、返済額は毎月1万5,000円、支払う利息の合計は20万円弱です。
もう少し余裕を持って、最低返済額である13,000円で返済した場合は、返済期間5年、利息の合計は25万円強となります。
確かに借入金額との比率にすると、それなりの利息はかかりますが、100万円を借り入れた場合と比較すると、負担は非常に少ないことが分かると思います。
(もちろん、そもそも100万円もかからない中古車などに目的をシフトするのも一つの手ですが、話が散漫するため割愛させていただきます)

 

上記のように、モビットのカードローンを使ってでも、きちんとした計画を立てて借り入れることで、マイカーローンの代わりをさせることも不可能ではありません。
しかし利息を考えると、やはりベストな選択とは言い難いものですので、「審査が優しそう」といった安易な気持ちで契約するのではなく、ここに説明した内容をきちんと確認、計画した上で、上手に活用していくようにしましょう。